優しそう→優柔不断
坂口健太郎が株を下げた理由は?
坂口健太郎については、今回報道されたのは二股ではあるものの、不倫ではない。しかし、坂口の株は確実に下がっている。
これは、週刊文春の取材後に坂口が交際している年上の女性に別れを告げたことや、年下の永野とも交際していたことで、「優柔不断」の印象をつけてしまったのが理由だろう。
坂口といえば塩顔イケメンであり、「優しそう」「爽やか」「誠実」といった印象で語られることが多かった。手の届かない超絶人気俳優でありながら、ファンとも気さくに交流してくれそうな人間味も感じさせ、そのバランスが絶妙だった。しかし交際報道によって、「優しそう」が「優柔不断っぽい」に変わってしまった。
永野芽郁を「天然っぽい妹キャラ」から「計算高い女」へ、坂口健太郎を「優しそう」から「優柔不断」へ。
実際の本人の性格はわからないものの、知名度の高い俳優だけに、プライベートの一端が垣間見えただけでイメージが真逆になってしまうことがある。
ひとつの報道によってイメージが失墜しないために、タレントたちはどう対応あるいは対策すれば良いのか。現在の風潮だと不倫報道は致命的だが、政治家でも致命傷になる人とそうでない人がいるように、世間の受け止めというのは勝手なもので、厳格な線引きがあるわけではなく、そのときどきのタイミングや状況によっても左右される。
不倫騒動後にダンマリを貫き、海外での映画祭で久しぶりに姿を表しインスタグラムも更新した永野芽郁(と事務所)の対応は、そう悪手ではないと感じる。騒動をスルーし、追加のネタは最低限にとどめ、低空飛行で復帰を目指す。これより他に手の打ちようはないのではないか。
ベッキーの場合はマルチタレントとして活動していたため、バラエティ番組で「制裁」を受けて禊をしたこともあった(この企画には賛否が分かれた)。しかし綾瀬はるか、長澤まさみのような路線を目指していたであろう永野芽郁に、これは絶対にできない。
今のまま、低空飛行での復帰がうまくいけば、今後、旬の俳優が同じようなスキャンダルに見舞われた際に、踏襲されそうな対応である。
また、不倫などの報道によってのイメージダウンを最小限に止めるためには、どうしたら良いのか。