不倫じゃないのに…永野芽郁との恋愛報道で坂口健太郎の株が“予想以上に”下がったワケ俳優の坂口健太郎さん。第30回釜山国際映画祭で(2025年9月17日) Photo:JIJI

「清純派」と呼ばれる俳優ほど、恋愛報道ひとつで大きなダメージを負う。永野芽郁と坂口健太郎のケースは、「清純派売り」や「爽やかイメージ」がリスキーとなってきた時代を象徴しているのではないか。(フリーライター 鎌田和歌)

ベッキー、広末涼子…
不倫報道でイメージが一転したタレントたち

 週刊文春がまた永野芽郁に関する恋愛沙汰をすっぱ抜いた。田中圭との衝撃の不倫報道から約5カ月。今度は、国内のみならず韓国でも人気を集める坂口健太郎との過去の交際だ。不倫については否定し続けた永野の事務所は、今度は文春の取材にあっさりと交際を認めている。

 坂口側に別の交際相手女性がいて、永野が二股をかけられた側であることや、坂口が既婚者ではないことから、これ以上のイメージダウンにはつながらないと判断されたのかもしれない。

 一方の坂口は、これまでの爽やかなイメージから一転、文春の取材をきっかけに年上の交際相手に別れを告げたという報道が非難の声を招いている。

 いわゆる「清純派」や、爽やかで誠実な印象の俳優は、そのイメージと異なるプライベートが報道されると大きなダメージを受ける。今の時代、「清純派」や「誠実」といった印象での売り出しは、リスキーなのではないかとも思わされる。

 もちろん本人の実際が表向きのイメージとかけ離れていない場合は問題ないが、破天荒なタイプの若い俳優が広告戦略などの都合からその性格を表向きには伏せていなければいけない場合、なかなかしんどいのではないか。

 優等生のイメージが不倫報道で一転してしまったタレントといえば、いまだにベッキーが思い出される。また、90年代にダントツの人気を誇った「清純派」広末涼子については、当時のファンならずとも同時代を生きたアラフォー、アラフィフたちにさまざまな感慨を持つに至らせている。