なぜなら、書き手自身の「熱さ」が伝わるものでなければ、読み手にとって面白くなくファンもつかず、発信する意味がなくなるからだ。熱ささえあれば、動画や文章が稚拙であってもなんら問題はない。
金が集まらないのは
信用が足りていないから
「子どもにはお金持ちになってほしい」と考える人が多い。
「どうしたらお金に困らない人生を送れますか」と聞かれるとき、僕は「お金を儲けて、どうしたいんですか」と問い返すようにしている。そこで「いざというときのためにお金はあったほうがいいからです」という答えが返ってくると、がっかりする。
そもそもお金は、何かをしたい人のためにある手段だ。貯めたいと思っている人のところにただ貯まっていても、少しも世の中のためにならない。
さらに言えばお金というのは、本来的には信用や価値を交換するための単なるツールに過ぎず、それ自体に価値があるわけではない。
だから、持っているものをシェアし合える強固な人間関係があれば、お金がなくても生きていける。外食をするお金がなくても、信用があれば知り合いにおごってもらえるかもしれないし、友だち同士で安い食材を持ち寄って、みんなで炊事をしてもいいわけだ。
起業するお金がなく、銀行も貸してくれないというのなら、SNSでお金がないことを訴えたり、親や友人から借りたりすればいいだろう。僕だって最初に会社を立ち上げたときは、貯金が数万円しかなく、知人から借りた。今ならクラウドファンディングという方法もある。それができない人は、お金ではなく信用が足りないということだ。
お金よりも必要なのは
信頼で結ばれ合った人間関係
だから、まずためるべきはお金ではなく、信用ということになる。
人から何かを頼まれたら、期待に応えるように尽くす。金欠の知り合いに飯をおごる。そうした行為の積み重ねが、信用を築いていく。
信用を築くとはどういうことか、これは子どもたち自身が、子どもの頃から考えていってほしい。







