「ロケットの打ち上げボタンを押せる権利」を1000万円で募集した結果写真はイメージです Photo:PIXTA

AIが仕事を奪う未来が現実味を帯びるなかで、現在の子ども世代はどんな力を身につけ、どんな仕事を目指していくべきなのか?堀江貴文は、「レア人材になれれば、AI時代でも金は稼げる」と断言する。AIに負けない子どもを育てるには、親は何をすればいいのか?※本稿は、堀江貴文『バカ親につけるクスリ』(主婦の友社)の一部を抜粋・編集したものです。

AIに仕事を奪われるのは
むしろ好ましいこと

 そもそも、「AIに仕事を奪われる」状況になったところで、なんら問題はない。

 人間がやらなければならなかった仕事の時間が減り、自由な時間が増えるだけの話だ。そしてその浮いた時間には、ひたすら好きなことをしていればいいのである。

「好きなことばかりしていたら、仕事が減り、収入が減るじゃないか」と言う人がいるかもしれない。

 僕は「ベーシックインカム」の導入を提唱している。ベーシックインカムとは、すべての国民に政府が生活費として一定額のお金を支給する制度のことで、これが実現すれば、好きなことばかりしていられる世界が到来する。

 とはいえ日本でベーシックインカムが導入されるのは、しばらく先のことになりそうだ。生活していくためには、まだまだ一定の収入は必要だ。

 そこで僕の現時点での答えは、「現代は好きなことでお金が稼げる時代だ。仕事は自分で作れ」だ。

 自分の「好き」という感情に向き合い、ひたすらに没頭すれば、いつかそれは仕事になる。IT革命以降、仕事のあり方も、収入を得る方法も、すべては変わったのだ。