ステップ1の段階では、どんどん書いてほしいのです。正確性にこだわることなく、とにかく気になる要素を書き出してください。
・何が起きていると思っているのか?
・それはなぜだと思うか?
・何が必要だと思うか?
それが本当に正しいかは、また別に調べるとして、みなさんの認識も含めて書いてみましょう。
よいところも悪いところも
フラットに書き出してみよう
起きていることを書き出すというと、悪いことばかり書く人がいます。
うちの会社はダメだ。
うちの商品はダメだ。
うちの組織はダメだ。
うちの上司はダメだ……。
ダメ出しが止まらない。確かにダメなものはダメだ。
『課題解決の思考法「見えていない問題」を発見するアプローチ』(高松康平、日本実業出版社)
今取り組んでいるのは「見えている問題」の解決ではなく、「見えていない問題」の発見です。
「見えている問題」であれば、問題を起こしている悪い点(原因)を探していくことは有効ですが、今回は別に悪いところがあるので直してほしいという話ではありません。
みなさん自身、悪いところばかりを探すクセが染みついていないでしょうか。
悪いことばかり書いていると、その後の思考も悪いところを直していくというものに限定されてしまいます。よいところをもっと伸ばすのを忘れずに。
知りたいことは、何が起きているのかです。よいことも悪いことも書き出してみましょう。







