その15万円をさらに半分に分けて、7万5000円を貯蓄、あとの7万5000円を将来への投資に回します。
こうして“天引き方式”で貯蓄すると、単純計算で年間90万円、10年間で900万円を蓄えることができます。
また投資とは、たとえば必要な知識を学ぶための本や、資格の取得にかかる費用、仕事環境を整えるのに必要な設備投資など、自己投資を意味します。
生活費に使うのは、残りの半分の半分の7万5000円。最後、残った7万5000円で欲しい物を買ったり、遊興費に使ったりするようにします。
そういうふうに生活すると、絶対に家計が破綻することはありません。好きに使えるお金もそこそこあるので、「生活が苦しい」と、あえぐことはないでしょう。
しかも将来に向けての貯蓄は少しずつ貯まるし、自己投資により仕事の知識・スキルが上がります。資産も収入も増加するでしょう。
いかがでしょうか。
この「お釈迦さまの四分の一投資法」には、メリットしかないのです。
「蓄財の神様」が教えてくれること
多くの人は「お給料が入ると、まず自分の欲しい物、好きな物を買う」のが、半ば生活習慣のようになっているように見受けられます。
もしかしたら将来への投資など考えたこともなく、本さえ読まないような生活に甘んじているかもしれません。
本一冊、わずか1500円ほどの出費で、人生の先輩が長年にわたって蓄えてきた知識が学べるなんて、すごいことなのに、もったいないではありませんか。
「欲しい物」には限りがありません。
だから苦しみが生まれます。
欲しい物を最優先でお金を使うような消費習慣から脱却しましょう。そして、ぜひお釈迦さまの説くこの「四分の一投資法」にシフトしてみてください。とてもシンプルで実行しやすい方法なので、習慣化しやすいかと思います。
「四分の一投資法」を愚直に実行し、さらに自分流にアレンジして歴史に名を残す大富豪になった人がいます。