情報に論理性がないと
説得力もなくなってしまう

作業(3)情報を整理する
情報整理・構造分析で、脳内関所のいちばん中心的な作業です。入ってくる情報に対し、無駄をカットしたり、同じ種類をまとめたり、情報の対応関係を発見したり「意味を失わない範囲で」情報の構造を徹底的に単純化します。泥や砂利の中から宝石の原石を取り出すような作業です。この整理段階で泥や砂利を取り除くことが不十分だと「誤解」というミスが発生します。

 文章を読んでいるとき「一体、何が言いたいんだろう?」と考える気持ちがこの「情報整理・構造分析」作業です。この作業を経て、「つまり、書き手の言いたいことは、○○ってことか!」となるわけです。

作業(4)情報の意味を決定する
最終的な意味の決定です。脳内辞書を引いて、作業(3)で整理されて単純化された情報の意味と同じ項目を探します。それがみつかったときが、私たちが実感する「意味が分かった」という瞬間です。

作業(5)情報の論理性をチェックする
ある文章の意味が作業(4)までで理解できたとき、その内容が理にかなっているかどうかをチェックします。不合理と判定されれば、「腑に落ちない話」「非論理的な話」「納得できない話」として、その情報は拒絶されます。

 作業(4)まで通過した情報でも、作業(5)の審査で不合格にされた情報は、「書いてある意味は分かったけれど、主張が間違っていると思う。納得できない」ということになります。つまり説得力のある文章ではないことになります。

 文章に説得力がなければ、「目的を達成する文章」ではありません。読み手を目的通りに動かせるような説得力のある文章を書くためには、この作業(5)の論理審査を意識することが大切です。