「毎日を気分良く過ごしたい」「他人に振り回されるのをやめたい」「自己肯定感を高めたい」……そんなあなたにおすすめなのが、日韓累計40万部を突破したベストセラー『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(キム・ダスル著、岡崎暢子訳)だ。本記事では、ライターの小川晶子氏に、「信用できる人の3条件」についてご寄稿いただいた。企画:ダイヤモンド社書籍編集局)

【ウソつきあるある】「なぜか信用できない人」がやりがちなこと、ワースト・1Photo: Adobe Stock

地味に信用を失う
「やるやる詐欺」

 最近、地元のメディアに出演して自分の本を紹介したとき、「面白そう! 買います!」「すぐ本屋さんに行きます!」といった嬉しいコメントを複数いただいた。

「ありがとうございます!」

 なんてあたたかいリスナーさんなのかと感激し、しばらくして「私の本、買ってくれたのかな」と期待感いっぱいに売れ行きを確認してみた。

 ……。

 一冊も売れた様子がなかった。

 買うって言ってたのに! と怒ることはできない。こういうことはごく当たり前なのだ。

 自分を振り返っても、SNSで本の紹介を見て「面白そう! 買います」と言ったくせに買わなかったことがある。

 そのときは本当にそう思ったのだが、時間が経って忘れてしまったのだ。すぐに買うときもあるが、他にやるべきことができて気を取られているうちに忘れてしまう。

 結果的に嘘をついてしまった。思い出すと申し訳ない気持ちになるが、「まぁそのくらいは」という気持ちもあったことを否定できない。

 しかし、それはやはり良くなかったと反省した。

「まぁそのくらいはいいや」の気持ちが、信頼を損なうことになると思うからだ。人からの信頼も、自分からの信頼も。

 それ以来、私は「買います!」の嘘をつかないようにしている。

 買うと言ったらすぐにその場で買う。あるいはメモをしてあとで絶対買う。

信頼関係を築くための
3つの約束ごと

『人生は「気分」が10割』の中に、信頼関係について書かれた項目がある。

 信頼関係を築くための「3つの約束ごと」は、次の3つだ。

1.時間を守る
2.口先だけでなく、行動する
3.ちょっとした約束ごとも、義理堅く守る
――『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(p.111-112)

 私は「時間を守る」はかなり気を使っているつもりだったが、2と3について「本当に大丈夫だろうか?」と心配になった。

 ここでは3の「ちょっとした約束事も、義理堅く守る」について紹介しよう。

 信頼は、些細な約束を守ることから始まる。いきなり「自分は義理堅い。相手も信じてれるはず」なんて態度で出られても、相手はポカンするだけで通用しない。
「信頼は一夜してならず」だ。信頼とは、小さな信用を義理堅く積み重ねることで、徐々に芽生えていくものなのである。
――『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(p.112)

 著者のキム・ダスル氏が言うように「信頼とは、些細な約束を守ることから始まる」。

 肝に銘じて、信頼してもらえる人間になりたいと思う。

(本稿は、『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』の発売を記念したオリジナル記事です)

小川晶子(おがわ・あきこ)
大学卒業後、商社勤務を経てライター、コピーライターとして独立。企業の広告制作に携わる傍ら、多くのビジネス書・自己啓発書等、実用書制作に携わる。自著に『文章上達トレーニング45』(同文館出版)、『オタク偉人伝』(アスコム)、『超こども言いかえ図鑑』(川上徹也氏との共著 Gakken)、『SAPIX流 中学受験で伸びる子の自宅学習法』(サンマーク出版)がある。