アイデア脳を日常で育てるために
日々のインプットを増やすことはもちろん大切ですが、同時に“ぼんやりする時間”を確保し、ノンストップ・ジャーナリングで前頭前野のブレーキを緩める。さらに、出てきた断片を少しずつ形にする小さなアウトプットを積み重ねます。
この循環に入ると、潜在記憶の材料が増え、DMNが再結合を進め、手書きの実践で表出が促されるという好循環が回り始めます。続ければ続けるほど、発想は自由に、柔軟に、そして深くなっていきます。
終わりに
ひらめきは偶然の贈り物ではなく、潜在記憶という材料と、DMNが働く環境、そして前頭前野の制御をゆるめる技術がそろったときに生まれます。今日からまずは5分、ペンを持ち、思考の流れに身を任せてみてください。その先に、まだ知らない自分の発想と出会えるかもしれません。
本稿で紹介したのは、その一部にすぎません。具体的な実践法や継続のポイントについては、別の機会にあらためてご紹介します。
(本原稿は、動画「50歳でも記憶力はアップ! 加齢に勝てる脳トレ法」の一部を要約したものです)