セキュリティーはゆるめ
大丈夫……?
60代ぐらいのおばさまと作業をしながらちょこっとおしゃべり。この方は僕と同様、スキマバイトで来ている方で、ここの営業所に来るのは4回目なんだとか。他の営業所も何カ所か経験があるという荷物仕分けスキマバイトの大先輩のようです。
「ここの営業所は小さいから楽なのよー。大規模な集配センターだと本当に大変なの!」と教えてくださいました。言われてみれば、たしかに1丁目から3丁目までの荷物しかないこの営業所。荷物量も仕分けラックもそれほど多くないのでビギナーの僕にはちょうどいい感じ。近いからという理由で選んだ割にはいい職場を引き当てたようです。
仕分ける荷物も大量の水や飲料など重いものはあまりなく、大型のものでも問題なく持てました。買えないと話題になっているNintendo Switch2もたくさん発見。僕1人で5、6個仕分けました。その他にもiPhoneなど高額な商品も盛りだくさん。中には、携帯ショップ向けにiPhoneが10台ほど入っているものもありました。
前回も書きましたが、実際にスキマバイトの現場で働いてみると、思いのほか“環境がゆるい”ことに少し怖くなります。今回の現場も、ざっと見た感じ監視はゆるく、商品が盗まれるような事件が起きてもおかしくないな……と思ったりしました。
実際、仕事が終わって帰る時に僕の持ち物チェックなどは一切されませんでした。もちろん、僕は真面目にやりましたが、中にはよからぬことを考える人がいるかもしれません。
そんなことをぼんやり考えながらも、仕分け作業を進める僕。高級ぶどうやメロンなど、季節のフルーツの箱を仕分けながら同僚のおばさまたちと「ぶどう、おいしそうっすね!」「本当ね。帰りにスーパーで買おうかしら?」なんておしゃべりをしていました。
ある程度、作業をして仕分けラックが空になったので今度は小型荷物の登録をしていきます。あらかじめパートさんが住所ごとに仕分けをしてカゴに入れておいてくれたものがあるので、それをラックに持っていき、端末でスキャンして登録していきます。
この作業も割と問題なく終了。さらにクール便が届いたので、クール便の仕分け作業などもお手伝いしました。