放置は危険!
カビとダニの温床に

フローリングが汗をかいた状態を放置すると、単にジメジメするだけでは済みません。その湿気は、敷き布団の裏側やフローリングに黒い点々としたカビを発生させる大きな原因となります。

さらに、カビをエサにするダニが繁殖しやすい環境も作り出してしまいます。これらはアレルギーの原因ともなり、快眠どころか健康を害する恐れもあるのです。

フローリングでも快眠!
3つの工夫

どうしてもフローリングで寝たい場合は、湿気を逃がす工夫を必ず取り入れましょう。

➊「すのこ」で空気の通り道を作る

最も効果的なのが、敷き布団の下に「すのこ」を敷くことです。床と布団の間に空気の層ができ、湿気がこもるのを防ぎます。二つ折りにできるタイプなら、そのまま布団を干すこともできて便利です。

❷手軽な「除湿シート」という選択

すのこを置くスペースがない場合は、敷き布団の下に「除湿シート」を敷きましょう。寝汗を吸収し、カビの発生を抑えてくれます。天日干しで繰り返し使えるものが経済的です。

➌敷きっぱなしは厳禁!

たとえ対策をしていても、敷きっぱなしは禁物です。毎朝布団を畳むか、壁に立てかけるなどして、布団と床の両方に風を通す習慣をつけましょう。

あなたの眠りを守るために、ぜひ今日から実践してみてください。

※本稿は『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。