危険ゾーンは「床上30cm」
実は、最もホコリが濃密に漂っているのは「床上30cm」の空間だと言われています。これはちょうど、床に敷いた布団で眠っている私たちの口や鼻の高さにあたります。
せっかく体を休めているのに、これでは無防備にハウスダストを吸い込み続けているようなものです。
「すのこ」を一枚敷くだけで
ベッドを置くスペースがない、という方も諦める必要はありません。敷き布団の下に「すのこ」を一枚敷くだけでも、数cmの高さを確保でき、ホコリの吸い込みを軽減できます。
通気性が良くなり、カビ対策になるという嬉しいメリットも。今お使いの敷き布団に、厚手のマットレスを一枚重ねるのも有効な手段です。
少しの手間が
睡眠中の空気を大きく変える
日中に舞い上がったホコリが床に落ちきっているのは、人が活動を始める前の「朝一番」。この時間に拭き掃除や掃除機がけを行うのが最も効率的です。
眠る前に掃除をすると、かえってホコリを舞い上げてしまう可能性があるので注意しましょう。
布団自体もホコリの発生源です。シーツをこまめに洗濯するのはもちろん、布団に掃除機をかけたり、天日干しで湿気を飛ばしたりすることで、アレルゲンの元となるダニの繁殖を抑えられます。少しの手間が、睡眠中の空気を大きく変えるのです。
※本稿は『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。








