米国では公衆衛生分野でロバート・ケネディ・ジュニア厚生長官に対する抵抗が拡大している。ニューヨーク、カリフォルニア、ノースカロライナなど15州の知事が、疾病の脅威を検知し対応するための新たな公衆衛生同盟を結成している。トランプ政権による連邦資金削減と政策変更が州民を危険にさらし、代替策を見つけることを余儀なくされているとしている。15州の知事はいずれも民主党。パンデミックへの備え、感染症の追跡、公衆衛生ガイドラインの作成、予防医療に関する専門知識の共有、ワクチンや物資の一括購入で相互に協力する。ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事は「連邦政府による科学と医学への攻撃を踏まえ、州知事が立ち上がって主導しなければならない」とし、「われわれには本当に選択肢がない」と述べた。
米15州の知事、公衆衛生同盟を結成 ケネディ厚生長官に抵抗
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