ドナルド・トランプ米大統領は、米中央情報局（CIA）によるベネズエラでの秘密工作を承認した。米政権の当局者が確認した。トランプ氏は麻薬密輸の疑いに対する作戦拡大として地上攻撃も検討している。トランプ氏はホワイトハウスで15日、「二つの理由から（秘密工作を）承認した」とし、ベネズエラの指導者らは「刑務所を空にして（犯罪者を）米国に送り込んでいる」、「ベネズエラから大量の麻薬が流入している」と述べた。今回の承認により、CIAはベネズエラ国内で秘密裏に活動し、ニコラス・マドゥロ大統領やベネズエラ政府、麻薬密売人とされる人物らに対して行動を起こすことが可能となる。大統領の許可によって認められる秘密工作には、外国の政治や経済、軍事状況に影響を与えることを目的とした準軍事活動や命に関わる作戦など、幅広い秘密行動が含まれる可能性がある。