カフェメニューはコーヒー600円からで、初回入場料を支払うと1年間有効の「定期券」がもらえて、以降は無料で入れる。飲食店が多くはない地域だけに、そんな使い方もアリかもしれない。
先頭車両の「FUTURE BIRD」は
20分間の「没入体験」エリアに
さて最後に、冒頭写真の車両「FUTURE BIRD」について触れておこう。こちらは乗車型アートコンテンツのシアターとなる車両で、コース料理と一体の「フューチャーイマジネーションコース」で体験できる。
FUTURE BIRD(筆者撮影)
つまり車内は完全に改造されており、細長い空間以外に鉄道車両の面影は一切ない。前面、側面、天井にモニターが設置され、20分間の「没入体験」ができる。コンテンツは正直なところ筆者には刺さらなかったが、照明と音響設備はさまざまな使い方ができそうだ。
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FUTURE TRAINは総じて言えば、かなりのキワモノである。存在感は抜群だが、京都鉄博、京都水族館を訪れるファミリー向けの施設とは言い難く、どのような客層に、どのように受容されるのかが気になるところだ。それでも屋台村のような無難な形ではなく、かなり攻めた施設にした意欲は買いたい。再び梅小路を訪れた際は、いち利用者として様子を見に行きたい。
【訂正】記事の初出時より以下の通り訂正しました。
1ページ目1段落、2ページ目の見出しおよび4段落
「683系」→「681系」
2ページ3段落
「KYOTO DINER&CAFE FUTURE TRAIN」→「FUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE」
(2025年10月21日 15:25 ダイヤモンド・ライフ編集部)
1ページ目1段落、2ページ目の見出しおよび4段落
「683系」→「681系」
2ページ3段落
「KYOTO DINER&CAFE FUTURE TRAIN」→「FUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE」
(2025年10月21日 15:25 ダイヤモンド・ライフ編集部)







