「早稲田大学3年生です。友人が早期内定を取り始めてて不安です。まだ何も始めていないけど内定を取れるのでしょうか」
『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』は、特別なガクチカも将来の夢もなかった普通の就活生=「脇役さん」の著者が、1000冊以上の本を読み込み、自分だけの就活戦略をつくりあげ、食品超大手を含む22社から内定を得た実体験から生まれた一冊です。
「長期インターンにも行っていないし」「自己PRで語れることがない」――。
そんな普通の就活生が、どうすれば自分に合う企業に内定を取れるのでしょうか? 就活に不安を抱えるすべての学生、そしてその姿をそっと見守る保護者の方に届けたい、内定につながるリアルな戦略が詰まった、まったく新しい就活本です。今回は、就活の本当のスケジュールについて著者である藤井氏が特別に書き下ろした記事をお届けします。

新卒 就活Photo: Adobe Stock

就活の本格解禁は大学3年生の3月だが…

「早稲田大学3年生です。友人が早期内定を取り始めてて不安です。まだ何も始めていないけど内定を取れるのでしょうか」

こうした質問を受けたことがあります。

結論から言うと、いまの時期は焦らなくて大丈夫です。ただし、いまのうちに動き始めたほうがいいでしょう。

マイナビなどの大手求人サイトが本格的にエントリーを受け付けるのが、大学3年生の3月であり、これまではここをスタートとするのが一般的でした。

ですが、これは既に過去のものになりつつあります。就職みらい研究所の調査によると、26卒の3月1日時点での内定率は48.4%。

つまり、マイナビでの本格エントリーが始まるときには既に半分の就活生がどこかしらの内定を獲得しているんですよね。

よって、多くの就活生が3月を待たずに就活を始めているのです。

結局のところいつから就活を始めれば良いのか?

まず押さえるべきは「この日から始めるべき」という明確な日はありません。就活を意識したら、その日から始めるのがベストです。

そもそも就活は、何から始めたら就活を始めたことになるのかという基準もありません。問題集を買ってSPI対策を始めても就活を始めたと言えますし、自己分析を始めても就活を始めたと言えますよね。

よって何か1つでも就活に関することに取り組み始めるのは、できるだけ早くがおすすめです。

ちなみに1点だけ、外資系企業を志望する場合は、大学3年生になってすぐの4月から選考が始まる企業も多いので、大学2年生から準備をする必要があります。

就活は何から始めれば良いのか?

就活は意識し始めた、その日から始めるのがベストです。このとき、何から始めるのが良いのか。

僕がおすすめするのは、「就活の全体像を把握すること」です。おおまかなスケジュールを紹介します。

就活 スケジュール『脇役さんの就活攻略書』p.79より

まずは就活はどんなスケジュール感で進み、どんな選考があって、何に取り組む必要があるのか。それらを調べて整理することから始めるのがおすすめです。

11月だったら、冬のインターンや外資系企業だったら本選考が始まろうとしており、この時期には自己分析や企業選び、エントリーシートの作成などを進めて、同時に適性検査の対策もするといいでしょう。

拙書『脇役さんの就活攻略書』は、僕が何の実績もない普通の就活生で、中堅大学から食品大手企業に内定を獲得した方法を解説しています。「学生時代はアルバイトと授業を人並みに頑張っただけだし、面接でアピールできることなんてないし…」と悩む学生、親御さんにこそ読んでほしい一冊です。

みなさんの就活を心から応援しています。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです