2年間販売したら、1回販売休止するワケ

――知育菓子って、今やすごいたくさんありますね!

(クラシエから販売する知育菓子の)20数種のうち10種は、ねるねるねるねなどの定番商品で、その他10種類ぐらいを少しずつ入れ替えてます。例えば『ダブルスライムゼリー(画像参照)』というものは、2年ほど販売をしたうえで一旦やめます。そしてまた2~3年たつと復活させる。

V字回復を遂げた「ねるねるねるね」が発見した、現代っ子たちの“味覚の変化”とは?

 大体3、4歳ぐらいから知育菓子に入って、高学年ぐらいになると離れる方も多いんです。小学校の4年生ぐらいが人生においてもターニングポイントで、学童もなくなるし、塾に行ったり遊びに行ったりします。

 知育菓子のユーザーである期間というのはおそらく4~5年ぐらいなんですよ。

 だから2年発売して3年休んでまた出すと、ユーザーが入れ替わってるんですね。商品の目新しさを考慮して、そういった戦略をいくつかの商品でやってますね。

――店頭での戦略もあるんですか?

V字回復を遂げた「ねるねるねるね」が発見した、現代っ子たちの“味覚の変化”とは?

 ねるねるねるねは、お菓子売り場の棚でも一番下に置いてくださいとお願いしていますね。ただ、これは知育菓子だからというわけではなく、お子さんはどうしても視線が基本的に下に行くので。

 スーパーの棚の下から3段目から上側が大人のゴールデンゾーンだとしたら、下から3~4段目くらいまでが子供のゴールデンゾーン。

 アイトラッキングという子どもの視線がどこにいくかの調査をしたことがありまして、よく言われるのは左から右、上から下へと人の視線はZの字を描く。これは子どもにおいてもそうなんですけど、上下が全然違うと。

V字回復のきっかけは、現代の子どもは酸味に弱いという発見

――『ねるねるねるね』といってもすごく調査をされるんですね!

 新商品を作るときにも、本当に作れるのかも含めて、実際に子どもに作ってもらったり、かなりいろんな調査をします。あとはウェブ調査など1年を通してかなりの数の調査をしていますね。

 2011年にねるねるねるねがV字回復したリブランディングでは、子ども1000人に調査したんです。そこで分かったのは現代の子どもは酸味に弱いこと。その時に酸味を減らしたんです。