知育菓子のライバルはYouTube
――知育菓子は美味しさより楽しみなのか、なるほど。
ねるねるねるねでも、子どもだと15分とかかかりますし、『ポッピンクッキン ハンバーガーやさん』など1時間ぐらいかかるお菓子もあります。その時間の競合はお菓子じゃないところだと考えてます。
まずスマホですよね。YouTubeやSNS、ゲームなんかが実は競合にあたるんじゃないか。そこに負けない魅力や価値を発信しないと勝てない。
少子化による子どもの数の変化よりも多様化する時間の過ごし方の方が影響は大きいですね。商品の改良もそうですし、プロモーションもインフルエンサーの方を使ってSNSで、とそこに勝っていこうとしているところですね。
大人のねるねるねるねは売れたのか?
――子どもも大人化していく一方、『大人のねるねるねるね』という商品が2022年から出てますね。
2022年の9月の初代はぶどうの味(赤白2種の本格ぶどう味)ですね。味もかなりこだわって、ワインの成分を分析したり、ソムリエの方に食べてもらってワイン感を追求したりしました。
現在発売中の『大人のねるねるねるね』はレアチーズケーキ味
――大人向けのぶどう味は、ワインも風味がするんですね。
当初はお酒を入れようというアイデアもあったんですけどね、子どもも食べる可能性があるのでやめました。ノスタルジーという言葉が発売時に流行ってたこともあって、メディアでも取り上げていただいて話題になり予想を超えて売れました。
初代のぶどう味は1999年なんですよ。4、5歳でねるねるねるねを食べていたら、今は30、31歳の方ですよね。当時食べていただいてた方に大人向けに味をアップデートしたらという発想で出た商品です。
――あれ?『ねるねるねるね』は何味なんでしたっけ?
1986年はメロンでした。メロンが流行ってたというのもありそうですけど、そこから毎年のように味は変わってました。今はぶどう味とソーダ味が定番で、子どもに好きな味を聞くと、その2つはトップ3に絶対入ってきますね。
ねるねるねるねは酸とアルカリの反応で膨らむので酸味は必要なんです。でも今年発売した大人のレアチーズケーキ味はそんなに酸味が強くないのにちゃんとふくらんで色が変わる。ねるねるねるね1つとっても、この10年間で技術の進化がありますね。







