リモートパソコンは「富士通」がおすすめ

 マウスコンピューターの唯一の弱点は、最も軽量なモデルでも1kg前後で、他社のような800gを切る軽量モデルがない点です。

 そのため持ち歩きには富士通製の648gの軽量ノートパソコンを使っています。

 このPCは軽い反面、バッテリー駆動時間が、私の場合3時間程度と短いため、ACアダプターも一緒に持ち歩き、電源が確保できるカフェやコワーキングスペースなどで使用します。

 これで移動すれば、どこでも快適な「モバイルオフィス」環境が整います。

パソコンは最適なものを「使い分ける」

 パソコンに限らずどんなに気に入っているメーカーでも、用途に合う製品がなければ、他のメーカーの製品を選ぶ柔軟性も必要です。

 つまり、最適なものを使い分けるということ。

 パソコンが軽いぶん周辺機器を持ち歩く余裕が出るので、持ち歩きにはスライドカバー式マウス、音声入力用マイクも入れ、バックパックのウエスト・チェストストラップをしっかり留めて、肩への負担を軽減します。

「300g」にとことんこだわる

 車移動なら1kgでも苦になりませんが、自転車や電車移動でリュックにパソコンを入れる場合、300gの差は意外と大きいと言えるでしょう。

 カバンからの出し入れも、1kgと700gとでは感覚的にかなり違います。

 少しでも作業効率を上げるにはどうすればいいかを考える上では、外では軽量パソコンを併用する、という選択肢も有効だということです。

パソコンにSIMカードは「不要」

 パソコンにも一時期SIMカードを入れて通信できるようにしていましたが、カフェでは公共Wi‐Fiが使える場所が多いことや、Wi‐Fiがなければスマホからテザリングする方が手軽だと気づいたので、いまは搭載していません。

 今回の本ではさまざまなモノの便利さについて追求していますが、モノが多ければ多いほどいいかというと、決してそうではありません。

 どんなモノでも、所有・管理するにはコスト(時間、手間、スペースなど)がかかります。

 その管理コストに見合うだけのメリットがあるかを常に考え、見合わないと判断したもの、試してうまくいかなかったものは、潔く手放していく姿勢が大切です。

(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの編集記事です。書籍には商品の品番なども載せています)