驚くべきはそのコストパフォーマンス。航空券とホテルのみがセットになったツアーなら、3つ星ホテル利用で4万円台から探すことが可能です。日付によっては5つ星のクラシックホテルに泊まっても5万円台のツアーもあります。

 フォーやバインミーといった屋台グルメなら、日本円に換算して150円~300円もあれば満腹です。少しぜいたくにミシュランガイドにも載るような高級レストランでも、5000円もあれば楽しめます。

 特におすすめしたいのがスパです。足裏マッサージなら1時間500円ほどと激安!私も体験しましたが、サウナやお風呂付きで全身マッサージのコースでも90分で4000円ほどでした。

 現地の物価はだいたい日本の2分の1~3分の1ほど。また、配車アプリの「Grab」が発達しているので、タクシーを気軽に利用でき、移動時間をギュッと短縮できます。短い休暇でも、移動のストレスなく、スパで体を癒やし、美味しいものを食べる。まさにビジネスパーソンにぴったりの、タイムパフォーマンス(タイパ)の良い旅が実現できるでしょう。

フィリピン(セブ島)
南国のビーチリゾートで癒される

 次におすすめなのが、美しい海が魅力のフィリピン・セブ島です。成田から直行便で約5時間半、関空からなら約4時間半とアクセスが良いのも大きな魅力。国内旅行プラスアルファくらいの感覚で行くことのできる南国リゾートです。

 3日間のツアーなら4万円台から楽しめます。憧れの5つ星リゾートホテルに4日間滞在しても、10万円を切るツアーもあります。沖縄で同じようなクオリティのビーチリゾートに泊まると、今はとても高い!ので、セブ島ではホテル選びを重視して、のんびり「おこもりステイ」がおすすめです。

 物価は日本の約3分の1と、アジアの中でも安いのが特徴。ローカル食堂なら200円~500円ほどで済みます。それなりのレストランに行っても、5000円も出せば大満足でしょう。

 なお、セブ島では9月末に大きな地震がありましたが、現在は徐々に落ち着きを取り戻しつつあるようです。一部では余震の影響が続く地域もありますが、状況が安定し、安全が確認された段階では、現地の観光業を支える意味でも、訪れてみるのがいいかもしれません。