いま成人の3人に1人かかっている脂肪肝！ 専門医として40年以上肝臓を治療する医師が提案する解決法が、『肝臓専門医が教える脂肪肝が気になる人の魔法のスープ』（ダイヤモンド社）。脂肪肝に自覚症状はないものの、ダイエットや筋トレの効果が下がったり、疲れがとれない原因に。でも大丈夫！ 肝臓は再生能力が非常に高いので、肝臓の脂肪を落とし、代謝、解毒、免疫をパワーアップすることで、さまざまな症状を遠ざけて、なりたい体を実現します。
さば缶と大根、にらのごまみそ汁
さば缶は缶汁ごと使えば、だし汁いらずで手軽です
さばの水煮缶はダイエット中にも必要なたんぱく質源となるだけでなく、血液サラサラ効果のあるDHAやEPAも豊富に含みます。ごまのセサミンをプラスすることで肝機能もよりアップ。
材料（2人分）
さば缶（水煮） … 1缶（200g）
大根 … 80g
にら … 1/3束（30g）
水 … 300ml
A
みそ … 大さじ1
白すりごま … 大さじ1
作り方
1大根は5mm幅のいちょう切りにする。にらは5cm長さに切る。
2鍋に水、さば缶を缶汁ごと入れて煮立て、大根を加え、再び煮立ったら弱火にし、ふたをして8分ほど煮る。
3にらを加えてさっと煮て、Aで調味する。
※本稿は『肝臓専門医が教える脂肪肝が気になる人の魔法のスープ』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。
【著者からのメッセージ】
肝臓の驚異のパワーに火をつけて、心と体をパワーアップしてください！
肝臓は老化しない、再生する臓器
肝臓は年をとっても老化しない、傷んでも元通りに復活する強さが特徴の臓器です。事実、高齢者でも20代の若者でも、健康な肝臓は見た目が同じです。肝臓移植で肝臓を半分に切った場合でも、提供者、患者の両方の肝臓が、約3～6か月で元の大きさに再生します。肝臓は復活、再生する臓器なのです。
肝臓が「沈黙の臓器」と呼ばれることはご存じの方も多いと思います。病気になっても自覚症状が出ず、症状に気づいたときはもう重症というケースが多いのはそのためです。それでも、何かのきっかけで肝臓によくない習慣を見直すと、意外と短期間でもとの元気な肝臓に戻ります。
もしあなたが以前より太りやすい、疲れやすい、落ち込みやすいなどの変化を感じたら、脂肪肝を疑ってみてください。脂肪肝が解消されると、そうした悩みもなくなっていくはずです。私のクリニックを受診された方には、いくつかの習慣を見直して、1週間ほどで劇的に数値がよくなった方が多くいらっしゃいます。
この本では、肝臓の働きや、脂肪肝とほかの症状との関係、脂肪肝を招く原因、健康な肝臓を取り戻す方法などについて解説します。
そのうえで、食べやすく、さまざまなメリットのある、おすすめの「魔法のスープ」を取り入れて、健康な肝臓を取り戻していただくことを目指しています。肝臓の驚異の再生能力に火をつけて、心と体をパワーアップしていきましょう！
