一瞬で内定を取る人の答えかたとは?

答え方を踏まえて、教科ごとに内定が取りやすくなる回答例を紹介していきますね。

■数学が苦手だった場合
「私が苦手な教科は数学です。特に公式を暗記して当てはめるような問題よりも、感覚的に理解したいタイプなので、数字の処理に対して壁を感じることが多かったです。」

■英語が苦手だった場合
「英語が苦手でした。中高を通じて文法のルールや例外を覚えるのが苦手で、どちらかというと日本語で論理的に考えることの方が得意です。」

■国語が苦手だった場合
「私は国語、特に現代文が苦手でした。文章の読解において「どれが正解か」が曖昧に感じてしまい、ひとつの答えに絞りきれないことが多かったからです。」

■理科が苦手だった場合
「理科が苦手でした。特に物理では公式や現象を図や式で理解することが難しく、抽象的な概念を頭の中でイメージするのが得意ではありませんでした。」

■社会(日本史・世界史)が苦手だった場合
「社会、特に日本史が苦手でした。時系列で出来事を整理して覚えるのが難しく、人名や年号の暗記に苦手意識がありました。」

■家庭科が苦手だった場合
「家庭科が苦手でした。特に裁縫や調理など、手順通りに丁寧に進める作業に時間がかかってしまい、不器用さを感じていました。」

■体育が苦手だった場合
「体育が苦手でした。球技やダンスなど、身体の使い方や運動感覚を必要とする授業に苦手意識を持っていました。」

■音楽が苦手だった場合
「音楽が苦手でした。音程やリズムを正確に取ることに苦手意識があり、特に合唱や楽器の演奏では思うように表現できないもどかしさを感じていました。人前で音を出すことにも抵抗があり、授業自体に苦手意識がありました。」

面接で苦手な教科について回答するときは、このぐらい簡潔で問題ありません。

仮にエントリーシートで記入文字数が多い場合は、どこがどう苦手だったのかをもう少し詳しく書くようにすれば対策できます。

そして、面接の場合は簡潔に回答することで、面接官側が追加質問をする余地が生まれます。

1問1問の回答がすべて長い就活生がいますが、それだと面接官が聞きたいことを追加で質問することができませんし、話の途中で内容が抜けていきます。

簡潔な回答であれば、面接官から「日本史が苦手だったんですね。年号を覚えるために何か工夫はしましたか?」など、追加質問をしてもらえる可能性があり、あくまでその時に「このように対策をしたが点数は上がらなかった」というように正直に答えれば良いのです。

面接はこうして会話のキャッチボール数を増やした方がむしろ面接官は「コミュニケーションが取りやすい就活生だな」と評価します。

実際に僕が就活生の頃、集団面接で回答が長い人がいたのですが、面接官から「回答は簡潔にお願いします」と注意されました。

それでも回答が長かったので(おそらく簡潔に回答することに慣れていなかった)、次の選考で彼の姿を見ることはありませんでした。

ぜひこの記事を通して、正直さの大切さや、就活は適性を測る場であるという本質への気づきを得てくれたら嬉しいです。

(本記事は『ありのままの自分で、内定につながる 脇役さんの就活攻略書』に関連する書き下ろしです