“搾取してくるテイカー”を見抜くデンジャラスな言葉
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【精神科医が教える】今すぐ離れたほうがいい人の“ヤバい口癖”Photo: Adobe Stock

「テイカー」とはどんな人か?

今日のテーマは「テイカー」の話です。テイカーというのは、何でもしてもらいたがる人、人から奪うだけの人搾取してくる人のことです。

テイカーの話はいろいろとありますが、今日は「テイカーの見分け方」、特に「このセリフを言う人はテイカーなので近づくな!」という点について紹介したいと思います。

テイカーは、人から何かをしてもらって当たり前だと思っている一方で、自分からは何もしない、何も与えないというタイプの人です。

なぜテイカーと距離を置くべきなのか?

こういう人は、恐らくかなりナチュラルにそういう性質を持っています。そのため、付き合っても何も得られるものがないばかりか、こちらが相手の「何々してほしい」という要求に応えないと、そのうち逆ギレされたり不愉快な思いをさせられたりすることになります。

ですから、一刻も早く、というか最初から近寄らないほうが賢明です。

テイカーを見分ける2つの危険な口癖

このテイカーの特徴として、代表的な口癖が2つほどあります。今日は「これを言う人には気をつけよう」というセリフをご紹介します。

口癖❶「何々してよ」

まず1つ目は、「何々してよ」と言う人です。

テイカーの人は、「僕のために何々してよ」「私のために何々してよ」ということを、結構ケロッと言います。

普通、人に何かをお願いする時は、遠慮気味に申し出たり、「私は何々をするので、あなたは何々してよ」といった交換条件や、何らかの対価を示したりするものですが、テイカーは当たり前のように「何々してよ」と言います。

これをイラッとする感じで言う人もいれば、愛嬌で乗り切ろうとする人もいますが、たとえ愛嬌があってもテイカーはテイカーです。「何々してよ」と気軽に言う人には、気を付けてください。

口癖❷「何々してくれてもいいじゃん」

2つ目のセリフは、似ていますが「何々してくれてもいいじゃん」という言葉です。

これは、「(あなたなら)これぐらいしてくれるのは普通だよね」というニュアンスを含んでいます。本当は「何々してよ」という図々しい要求をしているにもかかわらず、それを応用して「何々してくれてもいいじゃん」と言ってきます。

これは非常にタチの悪い言葉で、まるでもし断ったら、こちらが「何もしてあげる気のないケチな存在だ」とでも言うかのように響きます。

「何々してくれてもいいじゃん」と言う人は、ほぼ100パーセント、テイカーの人が使う言葉です。先ほどの「何々してよ」もかなり危険ですが、これはさらにデンジャラスな言葉なので、こういう人からは離れたほうが賢明です。

改めてまとめると、「何々してよ」、そして「何々してくれてもいいじゃん」。この2つを口にする人は、テイカーの素質があるというか、テイカーそのものだと思いますので、あまり近寄らないようにしましょう。