1000日読書を
実践してみた結果

 私も1000日後の自分を想像したときにすごく楽しみになったので、このレイ・ブラッドベリの提案に巻き込まれてみることにしました。

 手に取った本は今まで一度も読んだことがないジャンルも多く、たとえば『シャーロック・ホームズの冒険』(アーサー・コナン・ドイル)や『ボッコちゃん』(星新一)といった物語であったり、『ことばへの旅』(森本哲郎)や『思考のレッスン』(丸谷才一)といった人文・思想の本であったり、『くちずさみたくなる名詩』(下重暁子)といった詩であったり、『枕草子』(清少納言)といった古典であったり、さまざまです。

 毎日200冊近くの新刊が出版される日本には、本が溢れています。そんななかで出合った本たち。レイ・ブラッドベリの「1000日読書」に巻き込まれなければ、読む機会がなかった本、存在さえ知らなかった本もありました。

 本の面白さ、本のすばらしさを改めて実感しており、控えめにいって最高の体験ができています。

 それもこれもレイ・ブラッドベリに「巻き込まれた」おかげです。

 天国にいる彼に感謝申し上げます。