チャンスは、探すものでも、選ぶものでもない。それは「日々の地道な姿勢」によって、向こうからやってくる。マーケター・大嶋慶氏は、どんな仕事も断らずに“巻き込まれる”人こそが、信頼を集め、結果的にチャンスを呼び込むと語る。巻き込まれるコツとは?※本稿は、大嶋 慶『できる20代は知っている 一流の「巻き込まれ力」』(三笠書房)の一部を抜粋・編集したものです。
チャンスを逃さない人が
いつもやっていること
「誰にでもチャンスは訪れているはず。これがチャンスだって思うか思わないか」(デヴィ夫人)
Photo:SANKEI
「自分のなかで『これくらいの力がついたら、これくらいの仕事をしよう』と思ってもその仕事はこない。必ず実力よりも高めの仕事がくる。それはチャンスだから、絶対怯んじゃダメ」(タモリ)
「『チャンスがきたらやろう』じゃなくて『チャンスがくるためにやろう』」(吉岡秀人)
このように、「チャンス」に関する名言は多くあります。それだけ「チャンス」というものが、仕事や人生にとって大きなものであることの証左だと思います。
サクセスストーリーなんかでよく聞く「事業に失敗した青年が、横断歩道を歩いているおばあさんの荷物を持ってあげたら、じつはその人は大富豪で、資金援助をしてくれて大成功できた」話のように、チャンスというのは思いもかけずある日、突然、誰にでもやってくるものです。
ただ、そのチャンスが「いつやってくるかわからない」のが困ったところです。
では、なぜ先の青年が一瞬のチャンスを逃さなかったか、考えてみましょう。







