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「巻き込まれる」と聞くと、主体性がないように思えるかもしれない。だが、マーケター・大嶋慶氏は、むしろ“巻き込まれる人”は新しいチャンスを引き寄せると語る。他者から誘われることが最大の学びと出会いのきっかけになる理由について解説する。※本稿は、大嶋 慶『できる20代は知っている 一流の「巻き込まれ力」』(三笠書房)の一部を抜粋・編集したものです。
私たちは多くの情報を
スルーしている!?
早速ですが、問題です。
あなたが持っている、または目にできる情報は、世の中に溢れている情報のうちの何%ぐらいだと思いますか。
1%くらい?いや、もっと少なそうだから0.1%とか……?
友人に尋ねてみると、このような答えが返ってきました。
正解は、たったの0.004%。
ネットやソーシャルメディアの普及によって、世の中の情報量が加速度的に増加しているため、あなたが目にすることのできる情報は、世の中のすべての情報のたった25000分の1にすぎません。
言い換えれば、私たちは流通している情報の99.996%をスルーしているわけです。
このような「情報大爆発」が起こっている世の中で、2010年以降、過去のクリック履歴や検索履歴などからユーザーが「見たい」であろう情報を特定して提供する「情報のパーソナライズ化」が促進されてきました。
たとえば、ニュースアプリの検索窓の下に出てくるコンテンツは、普段見ている動画や記事によってカスタマイズされていますし、InstagramやX、TikTokなどのあらゆるSNSでも、興味がわくような投稿が、調べずともおすすめに出てくるようになっています。







