ほんとにこの渋谷教育学園渋谷中の問題は、図形問題の基礎が詰まっていてほんとにいい問題なんです。

では解き方にまいりましょう。

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本

三角形の面積の公式が

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本

とわかっていても算数が苦手な人は、底辺も高さもわかんないじゃん!

となってしまいます。

こういう場合は、図形をこうやって倒してみます。

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本

そしたら、底辺が5cmになります。

次に高さが知りたいので、こうやって垂線を引きます。

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本

すると、この?の角度がわかります。

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本

180ー90ー30=60

になるので「?」の角度は60度になります。

さて、ここでポイントなんですが、三角形の角度で60度を見つけたら、正三角形を作ってほしいんです。

こんな感じで。

たった1日で誰でも開成・灘中の算数入試問題が解けちゃう本

これを見るとわかるように、三角形の高さBDの長さが、正三角形の1辺の半分ということになる。

つまり、BDが2.5cm

求めたい三角形の面積は、

5×2.5÷2=6.25㎠

答え 6.25㎠

さて、みなさん解けましたか?

菅藤 佑太(すがふじ ゆうた)
manavigate株式会社 取締役/DeNA AIプロダクトマネージャー/株式会社東京産業新聞社 取締役
1994年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒。
中学受験を経て洛星中学に入学。慶應義塾大学卒業後、新卒で有限会社未来検索ブラジルに入社し、2021年にmanavigate株式会社を立ち上げる。
その後、DeNAのAIプロダクトマネージャー兼AIエンジニアとして、「AIで世の中の働きかたを変える」べく奔走している。
また、自身が運営する算数入試問題を解説するYouTubeチャンネル「まなびスクエア」は、開設から1年で登録者数4万人を突破。
2025年10月の時点で874問を解説し、登録者数は8.41万人に達している。