ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
若き研修医の視点から日本の医療が抱える問題を描いた、佐藤秀峰の人気マンガ『ブラックジャックによろしく』。斉藤英二郎は、永禄大学附属病院のNICU(新生児集中治療室)で研修中で、双子の赤ちゃんを担当していたが、双子の兄は心不全で亡くなった。残された双子の弟は、ダウン症の合併症で手術をしないと生きられないのだが、斉藤は両親の許可がないまま手術をしようとする。リアルな描写で衝撃を与えた医療マンガの第37話「夕日」を掲載する。
【あらすじ】
主人公・斉藤英二郎は、永禄大学附属病院(永大病院)で研修している25歳の研修医。
NICU(新生児集中治療室)の指導医の高砂の元で、低体重で生まれた双子の赤ちゃんの担当になったが、双子の兄は心不全で亡くなってしまった。双子の弟はダウン症のため合併症の手術をしなくてはいけなかったが、両親は手術を拒否していて、斉藤らは何もできないままだった。
悩み尽くした斉藤は、許可がないまま、手術を強行しようとする。追い込まれた高砂は、両親から手術の許可をもらったという嘘をつき、どうにか小児外科に手術をしてもらうことができた。
高砂は「もう医者はできないかもしれない」「何を血迷っているんだ」と頭を抱える。正論を堂々と叫んだ斉藤に、高砂は「命を救うものにはやっぱり責任があるんじゃないかな…?」と諭す。
そんな中、双子の母親が病院に一人でやってきた。高砂は許可なく手術をしてしまったことを謝罪しようとしたが、母親は離婚したことを告げ、「手術して下さい」と頼んできた。
まさかの展開に驚く斉藤と高砂。
しかし、双子の父親はどうしているのか――。
若く、高い志をもった斉藤が、日本の医療の厳しい現実と向き合いながら成長していく物語。マンガの続きは『ブラックジャックによろしく』でチェック!
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰
ブラックジャックによろしく 佐藤秀峰







