家族全員の意見が一致すればいいのですが、どの学校であっても長所・短所はあるので、意見が食い違うほうがむしろ普通です。
それで、他の人の意見、いわゆる口コミを参考にしようとネットを見る人が続出します。最後の(6)です。最近の保護者はSNSの情報を重視しますからね。当事者の声として参考になるかもしれませんが、「個人の考え」であることに注意が必要です。
同じ学校でもAさん・Bさん・Cさんでは三者三様の見解になるでしょうし、そもそも、学校生活がうまくいっている人はネットに書き込まない(笑)。ネットは負の情報が溢れやすいという意識を持っておかないといけません。
悪口しか書かれていないのを見ると、本来なら生徒にピッタリの素晴らしい学校を選択肢から外してしまうということになりかねません。ネットにはそういう側面があるので、鵜呑みにしないでいただきたいですね。
――次回は迷いがちな併願校の決め方について具体的な方法論を伺います。
※次回の記事「」は11月21日に公開予定です。連載をフォローすると、新着記事がメールで届きます。
広野雅明さん
SAPIX教育事業本部本部長。SAPIX草創期から、一貫して算数を指導。算数科教科責任者・教務部長などを歴任。現在は、入試情報、広報活動、新規教育事業を担当。
SAPIX教育事業本部本部長。SAPIX草創期から、一貫して算数を指導。算数科教科責任者・教務部長などを歴任。現在は、入試情報、広報活動、新規教育事業を担当。








