本屋で立ち尽くし、タイトルと装丁に流されて「どの本を買えばいいのかわからない」と時間だけが過ぎていくことはありませんか。本を選ぶとき、何を基準に選べばいいのでしょうか?
ビジネススキルを発信するTikTokのフォロワーが20万人を超え『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者である「にっしー社長」こと西原亮氏に教えてもらった「超優秀な人が秘かにしている読書のコツ」を本記事で紹介します。(構成/ダイヤモンド社・林拓馬)

仕事ができない人は「立ち読み」で時間を無駄にする。仕事ができる人はどう本を選ぶ?

誰が書いたかで本を選ぶ

私が前職のコンサルタントとして働いていた頃は、製薬業界を急に担当することになったり、通信業界の案件を任されたりと、プロジェクトの種類によって必要となる業界知識が大きく異なりました。

さらに、財務会計法務などさまざまな知識をすぐにインプットし、それを実務で活かさなければならない環境に身を置いていました。

そのような状況の中で本屋へ行くと、例えば会計に関する書籍だけでも驚くほど多く、30冊、40冊と並んでいます。

また、自分の思考をよりよくするために問題解決に関する本を探そうとすると、そこにも50冊ほどがずらりと並んでいます。

書店で1~3時間ほど立ち読みを続けても、結局は時間を浪費してしまうことが多く、立ち読みして気になったら次の本に移り、時にはデザインが良いという理由だけで、いわゆるジャケ買いのように手に取ってしまうこともありました。

そのような私に対して上司は、「お前、自分の時間をちゃんと考えろ」と言いました。

つまり、どの本を読めば自分のアウトプットにつながるのか、その本の選び方を教えると言われたのです。

そもそも本を選ぶ際には、まず表紙のタイトルが目に入りますが、重要なのは目次です。

目次を読むことで、その本に何が書かれているのかを把握します。

そして次に確認すべきは、「誰が書いているのか」という点です。

この「誰が書いたのか」は非常に重要です。その人の実績=本の根拠となるからです。著者の過去の実体験によって、

積んできた上で書いているのかによって、本の内容は薄くもなれば厚くもなるからです。

本を購入する前に、ぜひチェックしてください。

(本記事は『コンサル時代に教わった 仕事ができる人の当たり前』の著者、西原亮氏へのインタビューをもとに作成しました)

インタビューの様子はこちら↓

【動画の目次】

00:00 ダイジェスト

00:33 オープニング

00:54 しごでき読書術①“アウトプット”を意識して本を読む

02:46 しごでき読書術②“誰が書いたか”で本を選ぶ

04:36 しごでき読書術③仮説で読む

06:12 しごでき読書術④スライド3枚に要約する

07:56 次回予告

【YouTubeチャンネル概要】

「ダイヤモンド社 THE BOOKS」はビジネス書を中心に「書籍」に特化した、出版社・ダイヤモンド社の公式チャンネルです。様々な業界の最前線で活躍する著者が登場し、今日から役立つ、ビジネススキルなどをわかりやすく紹介します。本棚の書籍を手に取るような感覚で、動画のページをめくってみてください。