生産性のプロ、元マッキンゼーの勝間和代が、「家電(テクノロジー)」にはまった。そこで本連載では、家電歴40年、2000以上の家電を自腹で試した勝間和代氏による本、『仕事と人生を変える 勝間家電』の中から、家電(テクノロジー)を使って生産性を上げ自分の時間を取り戻す方法を紹介する。(構成/ダイヤモンド社・石塚理恵子)

冬のボーナス、民間42万円、国家公務員77万円。いずれも増額予想、なにに使う?
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いよいよボーナス!

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングによると、民間企業(調査産業計・事業所規模5人以上)の2025年冬のボーナスは、一人当たり平均支給額が42万2989円(前年比+2.3%)、国家公務員(管理職および非常勤を除く一般行政職)は77万9500円(前年比+19.4%)と予測。

 いずれも増加の見通しです。

使い途は決まっていますか?

「ボーナスで家電を買おう」という方も多くいますが、使い途は決まっていますか?

いつもの掃除をラクにしたい

 ボーナスが出たら、毎日の掃除をラクにしたい、という人も多いのではと思います。

 家の掃除は洗濯同様、定期的に行う必要があります。

 しかし働いていると、掃除を定期的に行うのはなかなか難しい。

 そこで登場するのがなんと言っても「ロボット掃除機」というテクノロジーです。

ルンバがほしい、でも高い!

 自動掃除機の元祖といえば「ルンバ」です。

 最近は競合製品がたくさん出てきて、ルンバも経営難で大変なようですが、それでも私はルンバを気に入っていて、1階に2つ、2階に1つ、全部自動操縦にして2日に1回掃除をしてもらっています。

 なぜ気に入っているかと言うと、ソフトウェアに一日の長があるからです。

 ルンバはマップの制作から、掃除状況の把握、邪魔なものの除去の指示や、掃除してほしいエリアの指示など細かくできます。

 ルンバが経営難になったのは、値段が高すぎるからでしょう。

 もともと海外に比べて日本の値段は割高ですが、いまでは新品を買うと軽く10万円を超えるものも多いため、一般家庭ではなかなか手が出る値段ではありません。

ルンバを安く買う方法

 ルンバはほしいけれど値段で躊躇する人におすすめするのは、一世代前の上位機種を買うことです。

一世代前の「ルンバ」を4割引きで買う

 ルンバやヘルシオなど、いいテクノロジーを使っている製品の最新バージョンは、お財布に優しくないことが多いです。

 もちろん最新バージョンを買い替えるだけの予算があればそれを買った方がいいのですが、「ちょっと厳しいな」と思う場合は、1つ型落ちのもので予算的に合うものがないか、積極的に探すことをおすすめします。

 もちろん最新版に比べると微妙に性能は劣りますが、最新版の下位機種を買うよりは、1つ前の上位機種を買った方がコストパフォーマンスはずっといいです。

 店頭にはほとんど並んでいませんが、AmazonをはじめとしたWebショップにはいろいろあるため、これを探して7掛けとか6掛け程度で買うと手が届く金額になります。

水拭き機能はいらない

 我が家にあるのもすべて1つ古いもので、水拭き機能はわざとなくしています。(*1)

 ただ、唯一必ずつけてほしいのはホームベースに戻った後のゴミの自動吸い出し機能

 定期的に掃除をさせるのはスケジューラーをかければできますが、ルンバ本体のゴミ箱が満杯になってしまうと、あっという間に吸引力が下がりますし、定期的にゴミを捨てるのが嫌になって続かないので、自動吸い出し機能搭載バージョンが圧倒的におすすめです。

(*1)
私感ですが、水拭き機能があると故障しやすく、水の管理がとても大変だったので、水拭きは完全に諦めて徹底的に空拭き掃除専用のルンバの活用がおすすめです。水はリアルタイムで処理しないと管理が難しく、すぐにぬめりが出る上、日本の水道水は純水ではなくミネラル分を含むため、水のタンクやその他の掃除も必要になり管理が大変。ブラーバも同じ理由でおすすめしません。

(本稿は『仕事と人生を変える 勝間家電』からの編集記事です。)