「落ち込んだ日は、すべてがどうでもよくなる」……。そんな気分のまま夜更かししたり、誰にも相談せず抱え込んでしまうと、どんどん運気が下がっていく。本稿では著者累計60万部を突破した新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』(著:キム・ダスル、訳:岡崎暢子)から「心が折れそうな日に“いつも通り”を守る技術」についてのエッセイを抜粋・再編集して取り上げる。本書は“気分をコントロールするための本”である『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(著訳者・同)の最新刊だ。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)
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「いつも通り」を見失う
嫌なことがあった日や、悩みが頭から離れない夜。そんなときこそ、絶対にしてはいけないことがある。
1.生活リズムを乱す
苦しいときほど、いつも通りを心がけるべきだ。夜更かしが続いて昼夜逆転なんてことになれば、それまで守ってきた日常やルーティンまで崩れてしまう。
寝る時間になったら、ベッドに入って目を閉じる。会社や学校、習い事やジムもいつも通り。とにかく自分を日常に戻してやる。それが、心のバランスを保つ第一歩になる。
2.一人で抱え込む
解決できない問題をいつまでも一人で抱え込むのは馬鹿げている。孤立するだけじゃなく、問題もどんどん大きくなる。「人に頼ると迷惑かも」なんて思わないことだ。
後ろめたさやプライドを手放せば、その手を握ってくれる人は、きっといる。それは恥じゃない、勇気だ。
3.自分を責め続ける
自分を責めることは誰にでもある。しかし、落ち込みがひどいときほど自己嫌悪が止まらなくなる。やがて自分の存在そのものを否定し始める。
反省したなら、それでいい。あとは、同じ失敗を繰り返さないように努力すればいいだけだ。
落ち込みがひどく苦しいときこそ、いつも通りに過ごすことが一番の対処法になる。崖っぷちにいる自分を管理してやることで、足を滑らせることなく、最小限の傷だけで乗り越えられる。
人生をコントロールしていく力は、なんでもない日常の中にあるのだ。
(本記事は『人生は期待ゼロがうまくいく』から一部を抜粋・再編集したものです。)
――いかがだっただろうか。著者累計60万部を突破した新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』は、“人生の指針”を示し、幸せに生きるコツを教えてくれる本だ。是非本書を手に取ってみてほしい。



