大学では「学びのゲームチェンジ」が起きる

――たしかに、無意識に偏差値で大学を見てしまうというのはある気がします。

びーやま:そうですよね。

 でも、その偏差値って別に一生の価値観でもないのがポイントで、たとえば大人になってから「俺の偏差値は65だ」みたいなことを言うことはないわけじゃないですか。その代わりに「大学では経済の勉強をしていた」とか「文学のゼミで日々文献を読み漁っていた」とか、偏差値では計れない学びについて話したりはしますよね。

 つまりは、大学に入る前と大学に入ってからの価値観は知らぬ間に変わっていて、それまでの偏差値とかはあまり重要ではないんですよね。

 ですから、入試時の偏差値とか結果とかに執着するのではなくて、今大学でなにを学ぶかに頭を切り替えるのがベストだと思います。

――なるほど。「偏差値脳」から「学び脳」に切り替えるわけですね。

びーやま:そういうことです。加えて、今回の相談者のような方にお伝えしたいのは、大学入試結果とその後の学びは別ということです。

 定義も答えも明確な受験勉強と、定義も答えも見つかっていない大学での学問は全くの別物です。ですから偏差値が低いからだめなんてことも当然なく、ゲームチェンジが起きているんです。

 それなのにもかかわらず「自分は偏差値が低いから」なんて理由で学ばないのは本当にもったいないですから、受験結果にとらわれず、今のことに集中してほしいです。実際に、受験勉強は苦手だったけど、大学での探究型学習とは相性がよくて、大学から勉強にハマったみたいな人も多いですから、下手に悲観しないでほしいと思います。

 また、最後になりますが、日東駒専は日本の大学のなかでもかなり上位ですし、十分に基礎学力もあるわけですから、ぜひその能力を活かしてほしいです。

――ありがとうございました。

※1:本記事ではびーやま氏、もしくは編集部宛に届いた悩みを扱っております。
びーやま[著]
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』のツッコミ担当。早稲田大学教育学部卒。高校時代の偏差値は37だったが、1年間の浪人を経て早稲田大学に入学。大学時代は起業・自主退学・復学など、さまざまな経験をしたのち、大学受験のすばらしさに気づき現在に至る。甘いルックスと鋭いツッコミ(たまにポンコツ)で視聴者の心を掴んでいる。決め台詞は学歴モンスターの相方・高田ふーみんを制止する「ヤメロオマエ」。

高田ふーみん[協力]
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』にて「学歴至上主義」を貫く学歴モンスター。京都大学経済学部中退(現役合格)。学歴を絶対の価値基準とする偏った思想を持つヒール役として受験生や大学生を中心に人気を博している。決め台詞は「Fランやないか」。