子に情報端末を持たせるなら
親が責任を負う覚悟を
国が小学生にタブレットを配ったのは、学習の効率化などを意図してのことですが、子どもたちがその意図通りに使用するかどうかは別の話です。
子どもたちが常時情報端末を手にしていれば、悪ふざけをしたついでにそれを面白半分に撮影しようと考えるのは推測できますが、そうしたことが児童ポルノを生み出しているのです。
『傷つけ合う子どもたち 大人の知らない、加害と被害』(石井光太、CEメディアハウス)
大人は何かしらの目的があって、情報端末を子どもに持たせています。しかし、子どもがそれを大人の望むように使用するとは限りません。もしそうなれば、大人もまた子どもの犯罪に加担していることになるのです。
大人はその責任を重く受け止め、情報端末を本当に子どもに与えるべきなのか、与えるならそれと同時に何をすべきなのかを、真摯に考えなければならないでしょう。







