朝起きた瞬間から「会社に行きたくない」が全身を支配する――。そんな日が続いたことはないだろうか。やる気が出ないどころか、前向きな言葉すら煩わしい。気づかないうちに、心と体は限界寸前になっている。本稿では“人生の指針”を示してくれる新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』(著:キム・ダスル、訳:岡崎暢子)から「今すぐ立ち止まるべき“危険なサイン”」についてのエッセイを抜粋・再編集して取り上げる。なお、本書は“気分をコントロールするための本”である『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(著訳者・同)の最新刊。是非注目してほしい。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)
Photo: Adobe Stock
今すぐ退職届を書き始めるべき
5つのサイン
仕事や、職場の人間関係のストレス……。次に記した5つのサインは、長期間無理をしてしまったときに心と体に現れるさまざまな反応だ。
1.「なんでやってるんだっけ?」と常に思っている
新人時代に感じていた、仕事へのワクワクするような期待も意欲も湧かない。「働きたくない」を越えて、ゆううつでさえある。
2.「明日が来ないでほしい」と無意識に祈っている
ゆううつを通り越して、明日が恐ろしくさえ感じる。判で押したような変わり映えのしない業務、会社で顔を合わせる人間や仕事中に受けるストレスを思うだけで、吐き気がする。
3.「でも」「いや」「だって」とポジティブな言葉に怒りすら覚える
前向きな言葉やなぐさめにも心が動かない。その場では腑に落ちたつもりでいても、すぐに暗い気持ちになる。落ち込みが激しすぎて、ポジティブな気持ちが負けてしまう。
4.「どうにかしなきゃ」と考える気力すらない
気力がなく、絞り出せるほども残っていない状態が長く続いている。体が底なし沼にはまったみたいに重苦しく、這い上がれない。
5.「まあいいや」とフードデリバリーの常連になっている
何かを口に運んでいる瞬間だけは、つらいことを忘れられるような気がして暴飲暴食に走る。どんな時間だろうがデリバリーを使ってでも飲み食いする。
心当たりがあるときは、まずゆっくり休むに限る。だが、たいていの人が、休むことに罪悪感を覚え、心や体をすり減らしてでも我慢する。
しかし、これだけは覚えておいてほしい。自分を犠牲にして、体を壊してまですべきことなんて、この世のどこにもない。小事は大事。つらいときは休む。何よりも自分の心身が最優先だ。
(本記事は『人生は期待ゼロがうまくいく』から一部を抜粋・再編集したものです。)
――いかがだっただろうか。著者累計60万部を突破した新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』は、毎日を軽やかに生きるための87のコツが綴られている。是非本書を手に取って、“人生の指針となる言葉”を見つけてみてほしい。





