頑張っているのに結果が出ないと、「自分の努力って意味あるの?」と疑いたくなる瞬間はないだろうか。どれだけ積み重ねても先が見えず、不安が押し寄せ、心が折れそうになる。そんなときこそ、運を遠ざける最大の敵は“自分への不信”だ。本稿では“人生の指針”を示してくれる新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』(著:キム・ダスル、訳:岡崎暢子)から「努力を続ける人だけが最後に掴む“運”のつかみ方」についてのエッセイを抜粋・再編集して取り上げる。なお、本書は“気分をコントロールするための本”である『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(著訳者・同)の最新刊。是非注目してほしい。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)
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「自分を疑う人」からは
運が逃げていく
実を結ばなかった努力であっても、それは認められるべきものだ。しかし、努力とは目に見えにくいものだけに、次のようなネガティブな方向に傾きがちだ。
1.どうせ努力は報われないと思う
2.自分を信じられない
3.道半ばで簡単にあきらめる
そもそも人間の脳自体が、コツコツと成果が積み上げられる長期的な報酬よりも、すぐに成果を得られる短期的な報酬をより好む傾向にあるという。報酬を得るまでの時間が長いほど先行き不透明で、不安が増すからだ。
ところが、たいていのことは、出口の見えない長いトンネルの先にある。そんなところを一人で歩くためには、勇気が必要だ。自分は今、何をしているのか。この道は正しいのか。頑張る意味があるのか――。自分の行動に対して、さまざまな疑念が湧いてくる。この時点であきらめる人もいる。
こんな時こそ、自分を強く信じてほしい。努力は、どんなかたちであれ、必ず実を結ぶ。
だから、頑張っている自分とその価値を疑わないで。今の努力が、未来の自分をひそやかに、そして確かにキラキラと輝かせてくれる。
(本記事は『人生は期待ゼロがうまくいく』から一部を抜粋・再編集したものです。)





