
「あなたにとってわたしとはどういう存在なのでしょう」
リヨと別れ、トキがヘブン宅につくと、ウメ(野内まる)が朝ごはんをもってきた。ほら、やっぱり70円もらったらまずウメにいくらか払うべきだ。70円の夢は遠のいたけれど。
ヘブンは昨夜、寝付けなくて徹夜をしたらしく、まだ寝ていた。よっぽど、過去の「あんなこと」をリヨに話すことはしんどいことだったのだろう。
すると、部屋から大声が聞こえる。何事かと思うと、「寝タ デモ目アク カラダ動ク ナイ 動クナイ コワイ」と訴えるヘブン。
それは「金縛りだ」とトキは見抜く。「ええなあ」ってこの反応がトキらしい。
金縛りとは何か。トキはヘブンにジェスチャーゲームで説明することに。
トキ「これ 縛られちょる先生 金縛り先生 うごけない」
ヘブン「イエス、イエス」
トキ「そしてわたし思います」
トキがヘブン風の口調になっているところがポイントであろう。
このあとウメがトキに請われて幽霊を演じる。動作がうまくヘブンはすぐに「ゴースト」と理解する。
「金縛り 幽霊の世界、入口 こわいこわいー つれていかれるー」とトキが解説。
「こわいこわいー」の言い方がおかしい。
ヘブンが夢で見たのは女の人で、その人を「ワタシ母上」と言う。
「アイ・アム母上」ではなく、「マイ・マザー」の意味だとトキは理解する。だいぶ英語にも慣れてきているようだ。
「母上、モウイッペンアイタイ」とヘブンはまた布団に横たわる。
トキが学校に行く時間だとやきもきしていると、錦織(吉沢亮)が迎えに来た。ヘブンは今朝のところは諦めて、学校へ。
「昨日はちょっと疲れた。でも学校は楽しい。がんばりましょう」と気を使うヘブンに、錦織のほうが昨日からずっと浮かない顔をしている。思い詰めたように尋ねる。
「あなたにとってわたしとはどういう存在なのでしょう」
そんなこと聞く? 恋仲か。







