インバウンド需要で商売繁盛
その裏にある課題が見えた京都のスキマバイト
お餅自体は餅つきマシーンで作ったもので、それを仕上げに杵と臼でついてその後、裏の厨房で1個サイズに切り分けて販売しているようです。
「よいしょ!」「はい、はい!」とつき手、返し手の2人がリズミカルに声をかけ合いながら餅つきパフォーマンスをしていくので、見ていてなかなか楽しいです。
だいたい10回ぐらいつくのが1セット。それを3セットぐらいやって出来上がりという感じ。それを1時間半ぐらいぶっ続けでやっているのでパフォーマンスをやるのはかなりハードです。
餅つきパフォーマーの追っかけらしき女性もいたので、かなり人気があるみたいですね。
1時間ぐらいやっているとスキマバイト同僚との連携もいい感じになってきたのか、割とさくさく観光客を動かすことができるようになりました。僕ら2人でうまいこと誘導できているのか、通行する車からクラクションを鳴らされることもありません。これはいい感じです。
そんな中、「教習車」と書かれた車が通りかかってびっくりしました。路上教習を観光客や修学旅行生でごった返すこの参道で行うなんて、いくらなんでもハードすぎじゃないですか……。
でも、ここを乗り越えたらどんなに人でごった返している道でも安全運転できそうな気もするので、免許取得前の最終試練みたいなイメージなのかも? 京都の教習所事情にもちょっと興味が出てきてしまいました。
そんな感じで4時間の交通整理業務も無事終了。次の時間帯のスキマバイトさんと交代となりました。
ちょっと時間があったので店員さんとおしゃべり。インバウンド向けのお餅パフォーマンスは好評で商売は繁盛しているようなのですが、お店の前にお客様がたまってしまい交通の妨げとなることがやはり、問題のようです。
近隣に迷惑がかかると通報が入ってしまうことが何度か発生したため、僕らのようなスキマバイトを雇ってちゃんと車が通れるように対策をしているみたい。スキマバイト2人分の時給を払って交通整理をさせているんだからかなりしっかりしてますが、きっとそれ以上に儲かっているんでしょうね。







