未経験業界への転職は
ゼロからの再スタートではない

 未経験業界への転職では、「経験がないから難しい」と思い込んでしまいがちです。しかし、重要なのは“何を経験したか”そのものではなく、“その経験をどう捉え直すか”です。

 企業が見ているのは、過去の実績の派手さではありません。

 問われているのは、自社で活躍するイメージが湧くかどうかという“親和性”と、環境が変わっても成果を出せるかという“再現性”です。

 この2つの観点を、自分の経験から論理的に導き出すことができれば、未経験業界への転職においても「採用したい人材」として評価されるのです。

 未経験業界への挑戦とは、経験ゼロからの再スタートではありません。むしろ、これまでの積み重ねを別のフィールドで生かすための機会です。

 だからこそ、恐れず、自分のキャリアを棚卸し、転職先の求める価値に照らし合わせて整理していくことができれば、あなたの可能性は確実に広がっていくでしょう。