欧州連合(EU)は、米実業家イーロン・マスク氏が率いるソーシャルネットワークのX(旧ツイッター)に対し、EUのデジタルサービス法(DSA)に違反したとして約1億4000万ドル(約217億円)の制裁金を科した。DSAに基づいて科す初めての制裁金となる。EUの執行機関である欧州委員会は5日、Xの運営方法に関する数年にわたる調査の結果、XがDSAに違反しているとの判断を下した。Xのブルーチェックマーク(青い認証バッジ)のデザインがユーザーを欺いており、規則に違反しているという。また、Xの広告の透明性およびデータアクセスに関するルールも規則に違反していると指摘した。欧州委は、違法コンテンツの拡散や情報操作への対応策についても、引き続きXを調査している。