<正解>
正直者は1人だけ
正直者は1人だけ
どうでしょう?
あなたの出した答えは合っていたでしょうか?
こんなに短い問題文でも、ちょっと考えさせられるのが面白いですよね。
ぱっと見では「具体的な人数もわからないし、答えられるわけがない」「考えるだけ無駄」みたいに思ってしまいがちな問題ですが、仮定して考えてみるとちゃんとわかります。
思考することをすぐに放棄せず、ちゃんと考えてみることの大切さを教えてくれる良い問題です。
ただ、結果としてはたった1人の正直者が、嘘つきたちに囲まれているということに。壮絶であることには変わりありませんでした……。
互いを嘘つきだと罵り合う群衆のなかでも、たった1人真実を叫び続ける。そんな人間になりたいものです。
「考える」ことに意味がある
AIは優れた道具ですが、「すぐ検索する」「すぐ聞く」が習慣化すれば、思考力は確実に鈍ります。
だからこそ、知識や複雑な計算を必要とせず、「考える力」のみが問われる「論理的思考問題」は、
・矛盾を見抜く
・条件を整理する
・抽象化して考える
といった“本物の思考の筋肉”を取り戻す絶好のトレーニングになります。
問題に正解できたかどうかは、関係ありません。
少しでも「頭が働いた」だけで価値があります。
AI時代に失われつつある「考える」という行為自体が、思考力を取り戻すための一歩になるのです。
(本稿の問題は、『もっと!! 頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』から抜粋したものです。書籍では詳しい解説と共に、同様の「考えるだけで賢くなる問題」を多数紹介しています)








