つまり、働いていれば会社の内外で社会の一員として日常的に社会と接することができるのです。社会とつながっているという意味では「社会的メリット」もあることになります。
そして、社会と接していると新たな刺激が得られます。すると新しいことに挑戦したり仕事を通じてさらに自分を成長させたりと、前向きでチャレンジングな行動も生まれやすくなります。働いていると、「精神的なメリット」も得やすくなります。
どうですか、まさにいいことずくめですよね。私自身も65歳以降も働いていますが、このメリットを実感しています。
人手不足時代の到来で
高齢者でも仕事は見つかる
今後の人手不足で高齢労働者の需要はますます増えていくと見られます。ただし、人手不足の進み具合は業種によってバラバラです。高齢労働者が働きやすい環境が整ってきたとはいっても、まだまだ「昔」を引きずっていて、高齢労働者に対する風当たりが冷たい企業も少なくありません。
そんななか、「自由に働く」ためには、個々人で違ったアプローチをしていくしかないと思います。
現在の勤め先でまだバリバリ働き、50代の時と変わらない利益を稼げる方は、放っておいても会社から声がかかるでしょう。業界で一目置かれている方も同様です。自社だけでなく他社から声がかかる可能性もあり、選択肢はいろいろありそうです。
現役の間にシニア時代の身の振り方を考え、資格を取得するなど準備をしてきた方は、その道を進まれるのが本人のためと思います。
また、趣味を活かした仕事など、自分の好きなことで「すき間ビジネス」などを考えていらっしゃる方も同様です。
これら以外の人で、65歳でまだまだ体力もあり「フルタイム」で働きたい人、あるいは蓄えが十分ではないので、生活のためにフルタイムで働く必要があるという人は、真剣にジョブマーケットと向き合う必要があります。
求人が多いのは、介護業界や清掃業界、警備業界、マンション管理業界などです。どちらかというと、肉体労働を伴う現場系のお仕事が多いと思います。







