週末が終わるたびに胸がぎゅっと重くなる――。月曜日が来るのがつらいのは、多くの人にとって共通の悩みだ。気持ちが沈む朝だからこそ、少しでも自分を軽くする視点が必要になる。本稿では“人生の指針”を示してくれる新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』(著:キム・ダスル、訳:岡崎暢子)から「月曜日を“いい日”に変えるための気分術」についてのエッセイを抜粋・再編集して取り上げる。なお、本書は“気分をコントロールするための本”である『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣』(著訳者・同)の最新刊。是非注目してほしい。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)

仕事がうまくいかなくても毎日楽しそうな人が“月曜日”にやっている意外なことPhoto: Adobe Stock

「月曜日」こそ
人にやさしくしている

 一週間でいちばんつらい月曜日。週の始まりの月曜日こそ、心を軽くする絶好のタイミングだ。

 月曜の朝は、今日一日がまぶしく差し昇る朝日みたいに、元気いっぱいの一日であるように願おう。

 早起きがつらくても、人に向ける眼差しはやさしくしよう。

 寒すぎてすべてがおっくうでも、心だけは誠実で、あたたかくいよう。冷たい風に頬がえぐられそうでも、人に差し出す手は、やわらかくあろう。今日一日を、こんな気持ちであふれる「いい日」にしよう。

「いい日」とは、自分が晴れやかな感情であり続け、よい行いを実践した日のことだ。そして「いい人」とは、立派な人を指すのではなく、いつでも言動が健やかな人を指す。

「いい影響力」も、眩しいほどのホスピタリティや模範的な正義によるものというより、日常のなかの何気ない善意がもたらすものだ。

 そして、こんな思いをいつも胸に抱いているあなたも、「いい影響力」の持ち主なのだ。

 善良な思考とよい行動で、毎日がいい日になる。昨日までがダメだったとしても、今日から始めればいい。月曜日を制するものは人生を制する。

「今日もいい日だった」と思えたら、一日を正しく生きた証拠。今日というキャンバスを、見事に彩ったのだ。

(本記事は『人生は期待ゼロがうまくいく』から一部を抜粋・再編集したものです。)