昼寝ができた日とできなかった日では、自分自身の精神力が全く違うのです。
仮眠は、横にならなくても、リクライニングチェアなどを利用して体が脱力できる体勢をとれればOKです。
昼寝の直前に、コーヒーなどのカフェインを摂取するのもおすすめです。
カフェインの効果が現れるのは、摂取してから15~30分後なので、起きる時間に効果が表れすっきりと目覚められます。
アルコールで寝やすくなるのは
錯覚にすぎない
アルコールが体内に入ると、毒性の強いアセトアルデヒドという物質に変わり、最終的に酢酸になって体外に排出されます。
アルコールには強い利尿作用があるうえに、その分解には多量の水が必要なので脱水になり喉が渇いて中途覚醒します。
いわゆる二日酔いというのはアセトアルデヒドの毒性によるもので、覚醒作用もありますから、お酒を飲んで寝た後は中途覚醒が増えます。
また、アルコールは喉や舌の筋肉を弛緩させるので、気道が狭くなり、いびきや睡眠時無呼吸症候群を引き起こす有力な原因にもなります。
眠れないからといって「眠るためのお酒=寝酒」を飲むのは、絶対にやめましょう。ぐっすり眠るためには、むしろ逆効果です。
アルコールは一時的に眠気を誘い、寝つきをよくするように感じますが、深いノンレム睡眠が不足し、レム睡眠も減ってしまいます。特に睡眠後半では浅い眠りが増え、夜中に目が覚めやすくなるのです。
つまり、睡眠の質を著しく下げてしまいます。
2024年、アメリカの睡眠研究者たちが「就寝前のアルコールによる睡眠の変化」を詳しく調べた研究結果を発表しました。
その報告によると、アルコールを飲んで眠った夜は、深いノンレム睡眠が一時的に増える一方で、レム睡眠が確実に減ってしまうことがわかりました。
つまり、一見すると「深く眠れている」ように感じても、実際には眠りのバランスが崩れていて、全体として睡眠の質は低下してしまうのです。
お酒は夕食時に飲んで
酔いがさめてから眠ること
2025年には、オーストラリアの大学・研究機関の多数の睡眠研究者によるシステマティックレビューとメタ解析の研究報告「アルコールが睡眠に与える影響」が発表されました。







