人間は「60代とはこんなもの」という固定観念をもつと、無意識のうちにそれにしばられてしまう生き物。「歳をとると仕事がない」「衰えていくばかり」「人生楽しいことがない」などというイメージをもったら、ほんとうにそうなってしまいます。
まずは「60代だからできることがある」「まだまだ進化できる」「なにをやっても楽しい」と、最高のイメージを描いてみませんか。
何気ない日常のひとコマも
違った景色に見えてくる
私は「老い」も楽しめるのではないかと思っているのです。
歳を重ねるほど、心が軽くなって「なにをしてもいいし、なにをしても楽しい」という感覚になってきました。
知識や経験のストックがあるので、学ぶことがますます楽しく、「そういうことだったのか!」と点と点がつながるような気づきが増える。
修羅場をいくつもくぐり抜けて、大抵のことはなんとかなるとわかっているし、問題解決力、コミュニケーション力などが高まっているので、やりたいことを叶える能力はマックス。
長く生きているだけで感謝の気持ちもわいて、新しい体験をするのも、行きたかった場所に行くのも、友人と集まってわいわいするのも、ほんとうに楽しく、味わい深いのです。
なかでも、もっとも充実感があるのは、自分の存在がなにかの役に立っていると感じるとき。
もちろん、仕事もそうだし、人の相談に乗ったり、だれかを応援したり、手伝ったりして、相手の嬉しそうな笑顔を見るのは、最高の瞬間です。
先日は、人生初の自然災害のボランティアに参加。あまり戦力になっていなくても、被災した人たちに感謝してもらえて、「やってよかった」という達成感があふれてきました。
やはり、元気な60代は「与えてもらうこと」よりも、「自分が与えられること」に幸せを感じるステージなのだと思います。
65歳以上に必要になるのは
「悪いことも受け入れる力」
アメリカの発達心理学者、エリク・H・エリクソンの「ライフサイクル論」は、人の一生を8つの段階に分け、その時期特有の心の課題に向き合うことで成長していくという理論です。人は段階ごとの課題を達成することで「獲得するもの」がある、と考えました。







