なにより、だれに対しても自分から挨拶をするのは、自分が気持ちがいい。人としての器が大きくなったような感覚があります。
まわりからの評判がよくなるだけでなく、習慣化することで「明るくフレンドリーな人」「人を大切にする人」「さわやかな人」といった印象を、相手にも、自分のなかにもインプットすることになるのです。
人生経験が豊富な人から
褒められると喜びもひとしお
60代からは、照れることなく、どんどん人をほめてみませんか?
ほめる習慣がない人は、「ほめるより叱って育てる」の時代で生きてきた背景や、「媚びているみたい」と感じて、ほめるのに慣れていないだけです。
実際に小さなことでもほめてみると、思った以上に相手が喜んでくれるので、自分も気分がよくなります。
たとえば、スポーツクラブで会う人に「髪切りました?とても似合ってますよ」、年下や同年代の友人には「気が利くね」「センスがいいね」「いいアイデア!」「よく知ってるね」「仕事が丁寧」などの軽い言葉で十分。
多くの経験を積んで、多くの人を見てきた60代からほめられるのは、だれでも嬉しいもの。「自分を見てくれている」「自分には価値がある」と感じて、元気が出ます。
家庭内ではなかなかほめ合わないものですが、妻に対して「今日の味つけも美味しいね」、夫に対して「あなたが温厚な人柄でよかった」など、感謝を口にすることから始めるといいでしょう。
『60歳から、うまくやっている人がしていること』(有川真由美、PHP研究所)
先日、あるご夫婦と食事をしたとき、「妻の料理、美味しいので食べに来てください」と言われて、ほっこりしたことがありました。60代の妻自慢、夫自慢はさらりとして嫌味にならず、人前でほめられる側は嬉しいもの。
なにより、ほめる習慣がある人は相手の「いいところ探し」をする癖があるので、人を嫌いにならない。相手からも嫌われないので、いちばん得をしているのです。
ほめ方のコツとして、まず、タイミングを逃さないこと。行動を見た直後や、ふとした瞬間にサラリと言うのが効果的。つぎに“あたりまえ”と“小さな変化”を見逃さないこと。
「いつもがんばってるね」「いい笑顔!」「そのネクタイ、素敵」「仕事の手際がよくなった」など。「○○さんがいてくれるだけで安心」「あなたがいると元気になる」など存在そのものをほめられたら、かなりの“ほめ達人”です。







