2、相手が誤情報を与える可能性
「知らない相手に教える」場面では、相手が誇張・虚偽・誘導的な説明をすることもある。
3、過度に使うと「無能」と見なされる
知らないふりを繰り返すと、相手に「この人は頼りない」と思われ、相手にされなくなる。
「知らないふり」も、ただ知らないというだけではなく、工夫をするとよい。
1、部分的に「知らないふり」を使う
全体は知っているが細部や背景について「教えてほしい」と言うことで自然な流れにできる。
2、驚きや共感を演出する
「それは初耳です」「そんな背景があったのですね」など、相手の話にリアクションを加え、話を盛り上げる。
3、後で「知っていた」ことをさりげなく示す
会話の終盤で「実は少し調べていたんですが……」と補足することで、相手の警戒心をやわらげる。
口数の少ない男が
「知らないふり」で陥落
C国の協力者は普段口数の少ない男だったが、「知らないふり」をすると饒舌になった。知っていることでも「知らないふり」をすることで、相手の語りを促すことができた。
勝丸:最近、D国の国境地帯が妙に静かですね……何か変化でも?
協力者:そりゃあ、あそこに新しい「おもちゃ」が入ったからさ。誰も手を出せない。
勝丸:へぇ……「おもちゃ」?何か新型の装備でも?
協力者:まあ、名前は言えないけど、射程も威力も桁違いだ。あいつら、今じゃ夜でも動ける。
勝丸:(驚きと興味を演出)そんなにすごいのですか?どこの製品なんだろう、中国?ロシア?
協力者:(優位に立った気になり、情報を自発的に漏らす)いや、今回はちょっと特殊ルートでね。中東経由だよ。あんたもそのうち見ることになるさ。
「伝説のスパイ」ゾルゲが語った
日本人に機密情報を語らせるひと言
挑発で相手に喋らせるのは、「知らないふり」の逆バージョンともいえる。
相手の専門分野や自尊心に関わる知識について、「それご存じないのですか?」と、やや挑発的に問いかけることで、相手をムキにさせて、本来出ないような情報や本音を引き出す手法である。







