勝丸:O大統領が来日することになりましたね。イベントの参加者リストをご提出いただけませんか?

A国大使館:日本の警察に我々の情報は渡せない。我々で十分だ。

勝丸:(微笑みながら)もしテロリストが交じっていたら、あなたが責任を取れるのですか?日本人来場者の裏をA国大使館が取れるのですか?過激派がいるかもしれませんよ。

A国大使館:(急に不安な顔となり)いや、それは……できない。

勝丸:(ここではったり)我々には日本国内の過激派などの膨大な知見があり、すべての危険人物をマークしています。さらに、警視庁の捜査力の高さはあなたもご存じでしょう?利用したほうが得ではないですか?

A国大使館:(少し考えながら)わかりました、お渡しします……決して外には出さないでください。

勝丸:(柔らかい口調で)貴重な情報を提供していただき、ご協力に感謝いたします。

 事前にリストを入手でき、警視庁が万全の態勢を取れたことは、言うまでもない。

面接や商談の場でも
「はったり」は大活躍

 ビジネスでもはったりはよく使われるだろう。

1、商談やプレゼンで優位なことを演出する
「すでに複数社から導入の打診を受けています」「○○だけの今だけ特別価格です」はよくある手法だが、相手に「乗り遅れたくない」と思わせる。

2、交渉での強気な姿勢
「この条件でなければ他社と進めます」「予算はすでに確保済みです」は、相手に譲歩を促す、ドラマやマンガでよく目にする言い方だ。

3、面接などでの印象操作
「サークルでキャプテンをしてまとめ役でした」「海外クライアントとの交渉経験があります」は、採用担当者に「即戦力」と思わせる言い方だ。

 なお、はったりを無理なく成功させるには、以下のことが必要だ。

1、実力の「8」を「10」に見せる
完全なうそではなく、可能性を強調する。

2、相手の心理を読む
相手が何を恐れ、何に価値を置くかを見極める。

 いずれにせよ、はったりはここぞというときにだけ使ったほうが効果的なので、使用には十分気をつけてほしい。