ではこのようにさまざまなものが上がってしまう2026年の、高市政権の支持率はどうなるのでしょうか。高市総理の支持率は直近で73%と非常に高いので、これ以上上がるのは難しいと思うかもしれません。しかし過去には小泉政権のように85%まで支持率が上がった政権もありました。

 今の勢いで政治を進めれば、政権の支持率がさらに上がる未来も来るかもしれません。ただ2026年にもうひとつ上がる可能性があるものが存在していて、それが上がりそうな気配が見えた段階で高市政権の支持率は急落に転じるリスクがあります。

 そのもうひとつのものとは税金です。なにしろガソリンの暫定税率の代替財源に加えて、国民民主との合意で旧103万円の壁が178万円まで動かされることになりました。そうなると、官僚と自民党税調は辻褄を合わせるためにあらたな増税を計画することになるでしょう。

 2026年のある日、その計画を高市総理がのまざるをえなくなったとき、それは政権の支持率が下がる日になるのではないでしょうか?