つい感情的な言葉を使ってしまったり、場の空気を読まずに振る舞ってしまったあとで、「今のはよくなかったな」と後悔したことはないだろうか。小さな“感じの悪さ”は、気づかぬうちに自分の価値や信頼を削っていく。本稿では“人生の指針”を示してくれる新刊『人生は期待ゼロがうまくいく』(著:キム・ダスル、訳:岡崎暢子)から「自分の品位を下げないために意識すべきこと」についてのエッセイを抜粋・再編集して取り上げる。(企画:ダイヤモンド社書籍編集局)
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“感じの悪い行動”は
自分の品格を下げる
品格とは、単なる礼儀作法や見た目の上品さに限らず、その人の内面からにじみ出る“静かな力”だ。
これを身に着ければ、最強の武器を手に入れたようなもの。まずは、品格のない人がやりがちな行動を避けるのが手っ取り早い。次のようなことだ。
1.言葉遣いが汚い
2.知ったかぶり
3.自分のミスや欠点を省みない
4.本質から目をそらし、論点をずらす
5.気分で周囲を振り回す
6.いつでも自分が被害者だと考えている
7.真面目がダサいと思っている
情熱や信念、忍耐といったその人が大事にしている価値は、そのまま人柄や態度に現れる。人間社会に生きている以上、そうした人柄や態度は無視できないものだ。にじみ出る品格は、その人を魅力的に輝かせる。
必要なのは、自分を律し、正しく行動して価値を積み重ねていくこと。品格という静かな力を得ると、尊敬され、一目置かれるようになる。品格は、生きていく上で最強の武器になる。
(本記事は『人生は期待ゼロがうまくいく』から一部を抜粋・再編集したものです。)





